三鈷の松(さんこのまつ)
弘法大師が唐より帰国する折に、日本で真言密教を広めるための場所を求める為に中国・明州の浜よりさ三鈷杵と呼ばれる法具を投げたところ日本へ向かい飛んでいき、帰国後に弘法大師が高野山近くへ訪れた際に狩人より毎晩光を放つ松があるとの話を聞き、その場所へ行ってみると唐より投げた三鈷杵が松に引っかかっていたと伝わる松の木です。この事がきっかけで高野山で密教を広める事を決められ、それから約1200年間もの長い間この地が真言密教の聖地として続いています。
この松は、三鈷杵の形と同じように三葉の松で、その落ち葉をお守りとして持ち帰えられたりしています。
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